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最新コメント:武田

本番も近付いてきたので、公演に対する意気込みを鼻息荒くむふーっとしゃべくり倒そう!
…と思ってたのですが、きっとほかのメンバー(特に水島くん)が
そんな感じでコメントしてくれると思ったので、ちょいと違う趣のことを書きたいと思います。
もちろんブログなので、読んでくれている皆様に対して向けられているのですが、
その中でもほんのちょっとだけ、代表として、脚本・演出としての自分について
触れてみたいと思います。
「長いんじゃオメエさんの話は!時短の世の中よ!効率化よ!」
という方は、2行飛ばしくらいでご覧ください。

演出は作品についての総責任者です。脚本の世界を理解し、解釈し、
どうすればその世界を舞台に表現し、観客に伝えることができるかを考え実行します。
つまりは自分が「こうだ」と言えばそのとおりに役者は演じ、
スタッフはそれぞれが用意すべき物を用意します。
つまり、作品づくりについての一切の権限を握っているのが演出です。

そして今回の舞台は、演出が脚本家も兼ねています。つまり簡単に言えば、
書きたいことを本にして、それを使って自分の作りたい世界を好き放題、
思い通りに作ることが可能です。(もちろんそれを本当に実現するためには、
演出をはじめ、役者、スタッフの能力も必要になります)
僕にももちろん、自分が描いているイメージやテーマ、自分自身のこだわりなど、
自分がやりたいものというのはたくさんあります。
時に役者に台詞の言い回しを指導し、ダメを出し、スタッフには「こういうものを作って」と指示し、
できていないものは修正をさせたりします。自分に与えられた権限を使って、
役者・スタッフを動かしているわけです。このことだけを見れば、僕のワンマンとも言えます。

けれど、一方で自分が一番大事にしていることがあります。
この舞台には、色々な人が参加しています。皆それぞれ違う環境で育ち、違う経験をし、
違う考え方や価値観を持っています。そして舞台づくりに対する感覚もまた十人十色です。
それぞれに素晴らしい感性や個性、技術、情熱を持った人たちです。
(もちろんプロではないけれども)
実際に、一人一人が舞台づくりの中で見せてくれるそれらは、時に面白かったり、
美しかったり、ヘンテコだったり、ゴツゴツしてたり、パワフルだったり、色々な形をしています。
色々な人たちが集まって、それらを出し合うことで、「こんなものができるのか!」
と驚かされます。見たことないような、自分も想像してなかったような世界が生まれたりします。
そんな瞬間に立ち会うたびに、僕は思うのです。

みんなの面白がる気持ちが積み重なって生まれた舞台であってほしい。

僕がやりたいようにワンマンにやるなんて、ちっぽけでつまらんって思うのです。

もちろん僕は演出なので、それらがバラバラ好き放題に散らばった状態ではなく、
きちんと一つの世界、一つの作品として成立しているか、そのための作業は欠かさずやります。
そして、自分がやってほしいと思うことも役者やスタッフにぶつけたりします。
そんな突き合わせの繰り返しの中で、「この人がやるからこそこの台詞はこういう意味が生まれる」
「この人の感性が盛り込まれるからこそこの衣裳は、道具は素敵に見える」
というものをたくさんたくさん見つけて、そうして出来上がった舞台は、
関わったメンバー一人一人の顔が見え、言葉が聞こえ、
想いが溢れたものであってほしいと思うのです。

キレイ事かもしれないし、当たり前のことかもしれないし、
結局は自分のエゴでしかなかったりするかもしれません。

それでも僕は、終わった直後に、メンバーにこう言うと思うのです。

「みんなの誰か一人が欠けてもこの舞台は生まれなかった。」

とはいえ、少なくないお金を払って観に来てくれるお客さんからすれば、
「面白いか、面白くないか」のどちらかでしかないかもしれません。
そこはシビアな世界です。

なので、それに対しては、僕の答えは一つです。

「面白くないわけがなかろう!ガハハハ!」

笑っていてもしんどくて、けれどしんどくても笑いながら人は生きてます。
今ここに生きてる人間の、生きてる舞台を、今ここに生きてる皆さんに笑顔で届けたいと思います。

当日、会場にて、皆さんの笑顔に出会えますように。


2009年9月11日
INAGO-DX代表
武田宜裕(本業:公務員)
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